共通科目情報処理、国際総合学類対象、1996年12月04日
電子・情報工学系
新城 靖
<yas@is.tsukuba.ac.jp>
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情報とは、コピーしても同じものと思えるもの。
世の中の成り立ち。
- 物質
- 波、エネルギー(energy)。転送。
- 情報
情報扱い方の種類(広義の情報処理)
- 計算(computation)
- 通信(communication)
- 記憶(storage)
情報処理の方法
- 機械(コンピュータと通信ネットワーク)を使った情報処理
- (機械ではない)道具を使った情報処理。道具は、主に紙。図書館情報学。
情報の分類。
- 会話。ボディ・ランゲージ。
- 脳。生物の個体の中。神経。ホルモン。
- 遺伝情報のコピー。ミーム。
この講義の内容は、機械を使った情報処理の仕組みと応用。
今世紀の技術で、人間の生活に大きな変化を与えたもの。
- 原子力。
- 2重螺旋。品種改良。抗生物質。
- コンピュータ
- インターネット
アルビン・トフラーの第3の波。パワーシフト。
計算機科学(computer science)
コンピュータ・サイエンス急激な進歩の原動力は、コンピュータ。
他の分野の進歩にもコンピュータは、多いに貢献している。
計算機科学の成果。
- 日常生活を変える。コンピュータとネットワークが社会を変える。
- コンピュータとネットワークが社会を作る。
- 世界感。コペルニクス。アインシュタイン。人間とコンピュータの対比。
スタートレックの Lieutenant Data。
計算の意味。知能の意味。
- 考える道具。
人間とコンピュータの競争。算盤・暗算との勝負。コンピュータの出始めの頃
の話。
計算機科学の再起概念(recurring concepts)。
ACM-IEEE Curriculum 1991。
- バインディング
- 大規模問題の複雑さ
- 概念的、形式的モデル
- 整合性と完備性
- 効率
- 進化
- 抽象化のレベル
- 空間における順番
- 時間における順番
- 再利用
- セキュリティ
- トレードオフ
「仮想」。テレホンカードの問題。
日常生活でコンピュータを使わなくても使える技術
- 超整理法の押し出しファイル、LRUスタック
- 実時間スケジューリング、dead line scheduling
- 分散アルゴリズム、放送、マルチキャスト
- 情報処理
- コンピュータのハードウェア
- ソフトウェア、オペレーティング・システム
- ファイルとディレクトリ、木構造による大量情報の整理
- 言語とアルゴリズム、状態遷移
- 分散アルゴリズムと実時間処理
- 暗号と電子貨幣
- インターネット
- 著作権
応用。実習でやるもの。
- 電子メール
- ワープロ
- 表計算
- WWW
- 言語(HTML,Basic)
応用。実習でやらないもの。
- 電卓(電子式卓上計算機。calculator)。
- キャッシュ・カード
- 炊飯器、自動車、エアコン
- 電話
- CD
- 通信カラオケ
流行の技術と基礎的な技術。
利用者インタフェースの進化とどこでも計算(Ubiquitous Computing)。
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[12月11日]→
Last updated: 1996/12/04 16:40:24
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>