日本語・日本語文化学類2班,1996年11月25日
電子・情報工学系
新城 靖
<yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/classes/ipe/nitiniti2-enshu-1996/1996-11-25
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/classes/ipe
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/index-j.html
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~yshinjo
今日の実習では、次のようなことを目標にします。
- 漢字コードの仕組みを知る。
- 表計算ソフトウェアの使い道を知る。
- 靴ひもに捕まって脱出する方法。
コンピュータで扱うことができるのは、数(2進数)だけです。日本語も英語
も全て数に置き換えられてコンピュータの中に保存されます。日本語がどのよ
うにしてコンピュータの中や通信回線上で表現されているのかを知っていると
便利でしょう。電子メールで受け取った文書をワープロに取り込んだり、電子
メールの「文字化け」の原因を追及したり、修復したりすることができます。
表計算(spread sheet)とは、表を作成するためのプログラムです。この時、
単純に打込まれたデータを表示するのではなく、データを「加工」した結果も
含めて表示することができます。「加工」には、コンピュータでできるどんな
加工も理論的には可能ですが、実際に表計算が得意な「加工」には、合計や平
均を計算したり、項目を並べ替えたり、グラフを作成したりすることです。
この演習では、次のようなことを教材として使ってきました。
- マウスの扱い、クリック、ダブルクリック、ドラッグ
- キーボードの扱い、コントロール、シフト、タイピング
- 電源のon/offと2種類の記憶(揮発的、永続的)
- フロッピの扱い、フォーマット
- プログラムの実行、メニューの選択
- 通信プログラム(Telnet)
- かな漢字変換プログラム
- 電子メール(mnews)
- ネットワーク・ニュース(mnews)
- メーリング・リスト
- WWWブラウザ(Netscape)
- HTML
- ng (emacs)
- ワードプロセッサ
- 表計算
- ファイルとディレクトリ
- 木構造による大量情報の整理
- 状態遷移
- コピー&ペースト
- 並べ替え
表面的には、今後の大学の学習でこれらの道具を活用していく能力がついたと
したら、多いに意義があったと言えるでしょう。いかがでしょうか。
大学生としては、次のような暗黙的な考え方も身につけててほしいかったもの
です。いかがでしょうか。
- 機械に得意なことと人間に得意なこと
- 現在の技術水準と将来の方向
- 通信の道具としてのコンピュータの利用(史上最大の
コピーマシン・インターネットの活用)
- 考える道具としてのコンピュータとネットワーク
- コンピュータの身になって考える、新しいものの見方・考え方
- 個人の力の拡大
- セキュリティ
- 自分が積極的に授業にかかわる、自分のペースで進む
- うまい質問の方法、相互扶助の考え方(give&take)
ほら吹き男爵 は、底なし沼に落ちた時に、自力で脱出するために、自分の靴
ひもにつかまって脱出しました。
- とにかくログインする。
Login: s学籍番号に、パスワードを打つ。
しばらく使っていないとログインできなくなっていることもある。
その時は、学生証を持ってセンターの事務室へ。
- メールを打つ。コマンドモード「%」に mnews。一番下の行に簡単な使い
方がある。メールを出すには、m と打って、アドレスと題目を打つ。すると、
エディタが実行される。
- エディタng (emacs, mule) の保存は、C-x C-s, 終了は、C-x C-c。C-
は、Control キーを押しながら打つの意味。何か様子がおかしくなったら、
C-g を何度か打つ。矢印キー(→←↑↓)でカーソル移動。C-h か Delete で
左の1文字削除。
- メールを読む。mnews を実行し、小文字の i でMAIL を選んで、大文字
のIで取り込む。
[もどる]
[11月11日]
[11月18日]
Last updated: 1996/11/25 11:59:08
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>