記事を投稿するには、まず投稿したいニュース・グループを選んで、「ニュー
ス記事選択モード」にします。つまり、ニュース・グループの名前ではなく、
題名(サブジェクト名、Subject
)がならんでいる状態にします。
図2-1 投稿したいニュース・グループを選ぶ
図2-2 記事の投稿(題目の打ち込み、「a」キーを打った後)
題名は、ネットワーク・ニュースの読者があなたの記事を読むか読まないかを 決めるための重要なキーワードになります。記事の内容を連想させるよないい 題名を付けるようにしましょう。
図2-3 配布範囲の打ち込み
配布範囲を尋ねられたら、単にリターンを打ってください。これで、該当する ニュース・グループを講読している全ての組織に配布されます。
配布範囲を打ち込むと、mnews は、エディタ(emacs, ng)を起動します。つまり、 mnews の画面から、エディタの画面に切り替わります。ただし、mnews が終了 したわけではありません。エディタを終了すると、また mnews の画面に戻っ てきます。
図2-4 mnewsから起動されたemacsの画面
エディタ(emacs)が起動されると、そこで、記事の本文を書きます。場合に
よっては、Subject:
を修正したり、Newsgroups:
を修正して、ポストするニュース・グループを変更したりします。
今日は、練習の代りに、自分で見つけた面白い(興味深い)WWWのページを紹介
して下さい。あるいは、自己紹介の記事を書いて下さい。内容は、漢字の姓名
は、必須です。(ローマ字名前は、From:
行に自動的に付けら
れます。)それから、面白いWWWページのURLと、その内容、そして自分がどう
いう点で面白いと思ったのかを書いて下さい。
図2-5 1行の文字数に注意して記事の本文を書く。
ネットワーク・ニュースでは、漢字で1行も30文字から35文字(英数字の 場合は、60文字〜70文字)で折り返す習慣があります。手作業でこのようなこ とをしてもいいのですが、emacs には自動的にこれをやってしまう機能があり ます。それは、fill-paragraph という機能で、次のようにキーを打つと使え ます。
ESC q
C-u 60 C-x f
あるいは、カーソルを揃えたい位置まで移動して、C-x f
と打っ
てもかいません。
本文を書き終えたら、C-x C-s
で書いた内容を保存し、
C-x C-c
でemacsを終了します。
図2-6 mnewsに戻って、記事を確認する。
ここでは、SPACEキーを押しながら、自分が聞いた記事の内容を もう一度落ち着いて確認します。最後にmnewsは、次のように聞いてきます。
図2-7 内容がよければ、記事を投稿する。
ここで、今書いた記事の内容でよければ、yと打ちます。すると、 記事が投稿されます。なにか言い足りないことがあれば、e と打 つと、もう一度 emacs にもどって書きたすこともできます。n と 打つと、その記事は捨てられます。ここでは、もちろん y と打っ て、記事を投稿します。y, nと打った場合、先ほどの 「ニュース記事選択モード」に戻ります。e と打った場合、再び emacs が起動されます。
投稿された記事は、直ぐには読めません。効率のため、ある程度ため込んでま とめて処理されるからです。たまたま他の所からニュースを受け取っている最 中だと、それにつられて早めに出てくることはあります。(他の記事を読むな どして)しばらく待って、1度 mnews を終了して、再び mnewsを起動してく ださい。そして、自分の記事が投稿されているか確認してください。(mnews を一度終了する代わりに、「ニュースカテゴリ/グループ選択モード」で gと打ち、新着記事を取り込むこともできます。)
なお、ネットワーク・ニュースというものは、万全なシステムではありません。 あなたが投稿した記事が、広いインターネットを転送されている間に、紛失し てしまって、ある組織には届かないこともあります。また、転送には時間がか かります。
図2-8 ニュースカテゴリ/グループ選択モードで「a」と打った所
ここでは、手でニュース・グループ名を打たなければなりません。画面に見え ているニュース・グループの場合、端末の機能であるコピー&ペースト機能を 使って、打ち込むといいでしょう。あとでエディタで修正することもできます。
ニュース・グループ名を打ち込んだ後は、題名を聞いてきます。以後は、上で 説明した方法と同じです。
1996/06/20 00:03:52
Yasushi SHINJO /<yas@is.tsukuba.ac.jp>