ネットワーク・ニュースを読んでいると、後で役に立ちそうな記事や、他の文 書の中に取り込んで使いたい内容を含んでいる記事にぶつかることがあります。 そのような記事は、ファイルに保存しておく必要があります。というのも、ネッ トワーク・ニュースの記事は永遠に残されているのではなく、ある保存期間が 過ぎると消えてしまうからです。保存期間が過ぎた記事を消すことを、英語で expire といいます。
---------------------------------------------------------------------- % mkdir ‾/News % ----------------------------------------------------------------------
これで、自分のホーム・ディレクトリ(「‾/」で表わされる)の下に、News という名前のディレクトリが作られました。mnews は、このディレクトリの下 に記事を保存していきます。
図2-10 記事の保存(「ニュース記事選択モード」で「s」を打った所)
mnewsは、記事を保存するファイル名として、自動的に、保存するファイルの 名前を提示してくれます。ここで提示される標準の名前は、次の通りです。
‾/News/ニュース・グループ名
既に存在するファイルの末尾に、記事を追加して保存することもできます。こ れを、mnews では、「アペンド(append, 追加の意味)」と言っています。
mnews は、記事をファイルへ保存しようとしたとき、指定されたファイルが存 在する時には、次のように追加するどうかを尋ねてきます。
図2-11 記事の保存(既存のファイルの末尾へ追加)
ここで、y を打つと、その記事がそのファイルの末尾へ追加され ます。nと打つと、記事のファイルへの保存を中止します。また、 oと打つと、今あるファイルの内容が消されて、今保存しようとし ている記事だけがそのファイルに残されます。この動作を、mnews では、上書 き(overwrite)と言っています。上書きでは、元のファイルの内容が消され てしまうので、注意して下さい。
1996/06/20 00:03:52
Yasushi SHINJO /<yas@is.tsukuba.ac.jp>