共通科目情報処理(講義)、国際総合学類対象、1996年12月25日 電子・情報工学系 新城 靖 <yas@is.tsukuba.ac.jp>
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計算機(コンピュータ)には、2種類の記憶するためのハードウェアが使われて います。
プログラムとプロセス。
プロセスとは、一言で言えば、プログラムの実行時のイメージです。ここで、 プログラムというのは、CPUが実行できる機械命令の集まりことです。 機械語のプログラムは、ファイルに保存されています。それがメモリに読み込 まれ、実行対象になるとプロセスになります。
ここで、1つのプログラムを同時に2個動かすことを考えみてください。する と、プログラムとプロセスの違いがわかると思います。
利用者の代理
プロセスは、また計算機の中で利用者の代理という意味もあります。利用者は、 計算機が持っているハードウェア資源を利用したい時、直接計算機の中に入り 込むことはできません。そこで、代理人としてプロセスを作ります。プロセス は、利用者の代わりに、計算機の中で活動します。
プロセスの操作
プロセスの生成・消滅
プロセスを作るには、プログラムを実行します。WindowsやMacintosh では、 プログラムが入っているファイルのアイコンをダブルクリックします。UNIXの コマンドモードでは、「%」に対してプログラムが保存されているファイルの 名前を打ち込みます。
プロセスを消すには、実行しているプログラム(プロセス)の終了の手順を踏 みます。プロセスは、終了させないといつまでも動いている性質があります。 プロセスの観察
UNIXでプロセスを観察するには、コマンドモードでps
と打ちま
す。Windows 3.1 では、プログラム・マネジャを使います。Windows 95 では、
Explorer を使います。Macintosh では、Finder の右上のメニューを使います。
仮想記憶とは、実際に備えているメモリ容量よりも大きなプログラムを動かす ための仕組みです。たとえば、仮想記憶を使うと、メモリが32MBしかない コンピュータで、64MBのプログラムを実行することができるようになりま す。
メモリ(主記憶)の有効活用の技術
ページ置き換えアルゴリズム
一番いいのは、OPTアルゴリズムだが、実現不可能。未来の情報を使うので。 LRU は、過去の情報を使って未来を予測する方法。
超整理法の押し出しファイルは、LRUアルゴリズム。