ログインとシェル

共通科目情報処理(実習)、社会学類対象、1997年04月10日

                                       電子・情報工学系
                                       新城 靖
                                       <yas@is.tsukuba.ac.jp>

このページは、次の URL にあります。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/ipe/shakai3-enshu-1997//1997-04-10 /unix-login.html
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/ipe/
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/index-j.html
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~yshinjo/
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/

■実習で使うコンピュータの構成

PC,Mac,Lan,Sun

正面にあるコンピュータは、FMV, または、Macintosh です。見えない所に、 Sun (S-7000, icho)というコンピュータがあります。授業では、FMV, または、 Macintosh を単独で使って実習を行うこともありますし、LAN(Local Area Network)を通じて、裏にある Sun を使うこともあります。

■ログインとログアウト

パソコン(personal computer)は、文字どおり、個人で使われることが想定 されて設計されているので、電源を入れただけですぐに使えるようになります。 これに対して、サーバ・コンピュータ(server computer)というのは、大勢 の人で1台のコンピュータを同時に使うことができるよう設計されています。 筑波大学の教育用計算機システムでは、パソコンとしては、FMV と Macintosh, サーバとしては、Sun があります。サーバ Sun には、icho とい う名前が付けられています。

サーバ・コンピュータ Sun を使うには、Sun に対して「私は利用する権限が あります」ということを告げるということが必要です。これを「ログイン」と いいます。逆に、Sun の利用を一度終了することを、「ログアウト」といいま す。

ログインの時には、次の2つが必要です。

両方とも正しければ、Sun は、利用権限があると認めます。ログインに成功す ると、次のような画面になります。 % ユーザ名かパスワードのどちらかを間違えると、もう一度ユーザ名から打ち直 します。ユーザ名は、画面に表示されますが、パスワードは、画面には表示さ れません。

ユーザ名は、公開された情報です。電子メールを送ったり受け取ったりする時 にも、ユーザ名が使われます。パスワードは、秘密にしておきます。パスワー ドを打っても画面には表示されないようになっています。

FMV-60 Intro_PP(13-15)

■通信プログラム telnet と X Window

FMV から Sun を利用するには、次の3つの方法があります。

◆通信プログラム Telnet (Tera Term)を使う。
サーバを使っている時でも、パソコンのかな漢字変換を使うことができます。 たとえば電子メールを打つ時に、パソコンのかな漢字変換を使うことができます。
◆Xウィンドウ・システムを使う(メニュー付き)。
サーバ(Sun,icho) でプログラムを走らせ、表示だけを手元のパソコンにさせ るという方法が使えます。Telnet と同じようなメニューが使えます。ただし、 いくつかの部分がマウスで操作できるようにより使いやすくなっています。し かし、パソコンのかな漢字変換を使うことができません。
◆Xウィンドウ・システムを使う(メニューなし、kterm)。
サーバ(Sun,icho) でプログラムを走らせ、表示だけを手元のパソコンにさせ るという方法が使えます。Telnet と同じようなメニューは表示されません。 すぐにシェル(後述)というプログラムが動いている画面になります。 ここから、mnews や netscape がすぐに実行できます。

■X Window

X Window を使って、Sun にログインするには、次のようにします。

  1. デスクトップ」にある「X window」という名前のアイコンをダブルクリックする。
  2. Login: に対して、ユーザ名を打ち、最後にリターン (Enter, [←])を打つ。
  3. Password: に対して、パスワードを打ち、最後にリターン (Enter, [←])を打つ。
以後、telnet からのログインと同じです。

■学生支援メニュー

Sun へのログインが成功すると、学生支援メニュー が表示されま す。Telnet でログインした時には、「=>」に対して、 番号を打込んで最後に「リターン(Enter, [←])」を打込みます。X Window (メニュー付き)でログインした時には、実行したい文字をマウスでク リックします。

学生支援メニューの中の「電子メール」は、この講義で は使ってはいけません。後でもっと便利な方法(mnewsを使う方 法)をやります。

■サーバのシェルの利用

★練習問題

(1) 電源が切れた状態から、手順をふんで、コマンドモードの画面にしなさい。 この時、telnet を使う方法と X Window (メニュー付き、メニューなし)を使 う方法がある。

(2) コマンドモードの画面から、手順をふんで、電源を切りなさい。


[1997年04月10日] [キーボード] [ログイン] [コマンドモード] [WWW/Netscape] [WWW/リンク集]
Last updated: 1997/04/09 21:54:30
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>