日本語・日本語文化学類2班,1996年9月30日
電子・情報工学系 新城 靖 <yas@is.tsukuba.ac.jp>
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mnews-netnews-read.html
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今日は、mnews (エム・ニュース)というコマンドを使っ てネットワーク・ニュースの記事を読む方法を学びます。mnews では、ネット ワーク・ニュースに記事を投稿することもできます。また、電子メールを読ん だり書いたりすることもできます。
ネットワーク・ニュース(network news)は、インターネットで 「1対多の通信」を実現するための仕掛けの1つです。ネットワーク・ニュー スでは、ある書き手が発したメッセージを、大勢の人が読むことになります。 ネットワーク・ニュースでは、メッセージの事を新聞にたとえて 「記事(article)」と呼んでいます。
ネットワーク・ニュースは、「1対多の通信」という見方からは、新聞やテレ ビと似ています。ただし、新聞やテレビと比較して、ネットワーク・ニュース の特徴は、参加者が誰でもメッセージを発信することができることにあります。 新聞やテレビの場合、編集と言う作業が必ず入ります。取材の段階で得られた 情報が、編集作業で落とされて伝えられないことがあります。これに対してネッ トワーク・ニュースでは、誰でも自由に情報を発信することができます。
これに対して、電子メールは、普通、「1対1の通信」に使います。電子メー ルでも、「メーリング・リスト」という仕掛けを使えば、「1対多の通信」を 行うことができます。
ネットワーク・ニュースに流れるメッセージは、記事と呼ばれます。記事は、 ニュース・グループ(news group)と呼ばれる箱に分類さ れて蓄えられています。ニュース・グループは、次のように、ピリオドで区切 られたアルファベットで名前が付けられています。
tsukuba.events
tsukuba.trade
ipe.question.nitini-2
ネットワーク・ニュースにはは、次のような基本的な操作があります。
木構造は、計算機の外にも至る所に現われます。身の回りの例としては、住所、 会社組織、生物の分類、図書の分類が木構造になっています。木構造は、 階層構造(hierarchical structure)ともいいます。
木構造の例を、大学の組織を使って説明します。図1-1を見て下さい。木構造 は、節と枝からできています。特別な節として、根(root)が1個 あります。木構造の特徴は、ある節から別の節までの道が1本しかないことで す。これは、本物の木の枝が決して交わらないのと似ています。(道が2本以 上あるようなものは、グラフといいます。) つながっている節と節で、根に 近いものを親、そうでないものを子といいます。
図1-1では、筑波大学と書いてある所が木の根にあたります。根からは、何本 かの学群の枝が出ています。このように、計算機科学では、木の根を上に書く 習慣があります。第二学群の節には、日本語日本文化学類、生物学類などの 子の節があります。第二学群の親は、筑波大学です。
たとえば日本語日本文化の場合、次のように書きます。
mnewsでは、ネットワーク・ニュースのニュース・グループも、これと同じよ うな形に見えます。これを次のように「.」で区切って並べていきます。
住所の表記も、木構造です。
図1-1に示されている木構造は、また図1-2のように、領域を分割するような見 方もできます。ここで、木構造の場合には、領域の境界線が交わることがあり ません。Macintoshのフォルダは、この領域の分割に似ています。Macintoshの フォルダも、全体で木構造になっているのです。(注意:Macintoshでは、 aliasという高度な機能を使えば、1つのファイルにたどりつくために、2つ 以上の道を作ることができます。)
「授業支援システム」で、telnet 起動直後に最初に表示される「学生支援メニュー」もまた木構造の例になって います。 Macintoshのフォルダも、木構造の例です。 UNIX や MS-DOS では、ファイルを階層化ディレクトリの中に保 存します。階層化ディレクトリもまた木構造の例です。
この節では、mnewsというプログラムを使ってネットワーク・ニュースを読む 方法について説明します。ネットワーク・ニュースを読むプログラムには、 mnewsの他に、vin(びん), GNUS(にゅーず), rn(あーる・えぬ)、tin という プログラムもよく使われています。
mnews では、「なにかを選ぶ」という操作と「選 んだものに入り込む(読む)」という操作を繰り返して、読みたい 記事までたどり着きます。そのあとは、1つの記事の中を上から下に読んで行 きます。「選ぶ」という操作は、さらに、「ニュー ス・グループを選ぶ」操作と「記事を選ぶ」操作 に分かれます。
mnews には、次の3つの「モード(mode)」(状態)があります。モードという のは、とりあえずは、「画面表示の形態」と思ってもいいでしょう。実際には、 モードとは、1つのコンピュータのプログラムでも、いくつかの局面に応じて 異なる動きをする時に、その1つひとつの局面をモードといいます。プログラ ムがどのモードにあるのかで、プログラムを操作する方法が違ってくることが ありますので、プログラムのモードの変化には、注意する必要があります。
「授業支援システム(telnet)」で、Sun に接続すると、 「コマンドモード」というメニューが出てきます。 これは、「授業支援システム」という、メニューから数字で 選ぶという操作体系とはまったく異なる状態に変化することを意味しています。 コマンドモードでは、「%」が画面に表示され、キーボードから コマンド(プログラムの名前)を打込むことで、コンピュータを操作します。
mnews は、コマンドモードで、「mnews 」と打つと、実行できます。 mnews でネットワーク・ニュースを読むには、次の3つのモードを使います。
モードが変わると、操作方法が違ってきます。ただし、(1)と(2) は、操作方 法がよく似ています。
では、実際に mnews を動かしながら使い方を学んでいきましょう。 mnews は、正面のパソコン(Mac,FMR)ではなく、裏で動いているコンピュータ (Sun)で動いています。mnews を動かすには、Sun に接続して、 コマンドモード で、次のように打っ て下さい。
すると、次のような mnews の画面に切り替わります。 「」は、リターン・キー(return)の意味です。「% 」は、コンピュー タが表示してくれるものですから、自分で打つ必要はありません。---------------------------------------------------------------------- % mnews ----------------------------------------------------------------------
mnews が起動すると、次のような画面が表示されます。
3行目の「ニュースカテゴリ/ニュースグループ名」という表示が、「ニュー スカテゴリ/グループ選択モード」であることを示しています。
この画面は、図1-4の木構造の、一番上に書かれている根の部分(mnews)を見 ていることに相当します。
図1-4 ニュース・グループの木構造(tsukuba.eventsの位置)
根の下には、次のような名前の節があります。
campus
comp
fj
general
ipe
local
tsukuba
MAIL
RMAIL
control
gnu
jp
junk
news
sci
soc
tnn
画面の3行目に「未読」と書かれている部分があります。この下の数字が、ま だ読んでいない記事の数の概算です。全部で 数十万以上の未読の記事がある ことがわかります。(数字は毎日変わります。場所によっては、実際の数字は、 実際に蓄えられている記事の数ではなく、過去に届いて既に期限切れで消えて しまったものを含んでいることがあります。)
1番下の行に注目して下さい。簡単な使い方が出ています。
---------------------------------------------------------------------- ?:ヘルプ j,^N:次行 k,^P:前行 SPACE,i:選択 l:表示モード切替 q:復帰 Q:終了 ----------------------------------------------------------------------
これは、次のような意味です。
ここで、^N というのは、コントロール・キー(control, ctrl, キー ボードの左下)を押しながら、nキーを押すという意味です。ng (emacs) のカーソル移動と同じです。カーソル移動には、j,^N,k,^P の他に、矢印キー(↑、↓)も使えます。
実は、mnews は、右手をキーボードのホーム・ポジションに置い た状態で楽にネットワーク・ニュースの記事が読めるように作られています。 左手は、最後に終了のQを押すだけです。右手も次の5つキーだけしか使いま せん。
---------------------------------------------------------------------- j 右手人さし指 カーソルを下へ k 右手中指 カーソルを上へ i 右手中指 入り込む(in) o 右手薬指 抜ける(out) SPACE 右手親指 入り込む(in)、または、次のページへ ----------------------------------------------------------------------
まずは、右手の人さし指をj, 中指をk に合わせて、 j,k でカーソルが動くことを確かめて下さい。
図1-3の画面で、j,k,^P,^N 等でカーソルを「tsukuba」の左ま で移動させてください。そこで、iキー(inの意味), またはSPACE キーを押すと、tsukubaのメニューを選択したことになります。すると、次の ような画面になります。
iキー(in), SPACEキーに対して、oキー (out)を押すと、前の状態にもどります。(oキーの代わりに、 qキーでも前の状態にもどります。)
図1-3の画面で、j,k,^P,^N 等でカーソルを「tsukuba.chat」の 左まで移動させてください。そこで、iキー(inの意味), またはSPACEキーを押 して選んで下さい。すると、次のような画面になります。
3行目の「サブジェクト名」という表示が「ニュース記事選択モー ド」であることを示しています。このモードでの mnews の操作方法は、前の 「ニュースカテゴリ/グループ選択モード」によく似ています。違いは、ニュー ス・グループの名前ではなく、記事の番号、記事が投稿された日付(Date:)、 記事の行数、差出人(From:)、題名(Subject:)が表示されているところです。
「ニュース記事選択モード」では、操作方法は、前の「ニュースカテゴリ/グ ループ選択モード」とよくにています。ここでもやはり、読みたい記事に j,k,^N,^P などでカーソルを合わせて iキーか SPACEキーを押して下さい。その記事が読めます。一番下の行に簡 単な使い方が表示されています。
たとえば、392番の記事にカーソルを合わせて i を押したとしま
す。すると、次のような画面になります。これは、「
図1-7 ページャーモード(記事を表示する画面)
残念ながら、ここでは最下位行に簡単な説明が表示されません。ページャ・モー ドで最もよく使うキーは、SPACEキーです。SPACEキーを押 すと、次のページに進みます。1ページ戻るには、bキーを押します。 もとの「ニュース記事選択モード」にもどるには、oキーを押します。 ページャー・モードでよく使うキーを簡単にまとめておきます。
---------------------------------------------------------------------- ?: ヘルプ j,^N: 次の行を表示する k,^P: 前の行にもどる SPACE: 次のページを表示する。 最後のページの場合は、次の未読記事を表示する。 b: 前のページを表示する。 o,q: ニュース記事選択モードにもどる。 n: 次の未読記事を表示する。 p: 前の未読記事を表示する。 ----------------------------------------------------------------------
図1-7に表示されているものが、ネットワーク・ニュースの1つの記事です。 ここで、ネットワーク・ニュースの記事の構造を観察してみましょう。記事は、 大きくヘッダ(header,頭)と本体 (body)に分かれます。ヘッダは、記事の先頭から空行まで、本体 は、空行以降の部分です。本体には、普通の文章が書かれています。ヘッダの 部分をもう少し詳しく観察してみます。
---------------------------------------------------------------------- From: tyas@first.tsukuba.ac.jp (Takatosi Yasuhara) Newsgroups: tsukuba.events Subject: AmericanFootball bus tour. Date: Thu, 26 Sep 1996 15:43:31 JST Organization: First Cluster of Colleges , University of Tsukuba ----------------------------------------------------------------------
Newsgroups:
には、その記事が属するニュース・グループが書か
れています。
次のFrom:
には、その記事を書いた人(差出人)の電子メール
のアドレスが来ます。
Subject:
(サブジェクト)とは、記事の題名(題目、表題)で
す。ネットワーク・ニュースの記事は、膨大な数に上ります。
とても全ての記事を読むことはできません。そこでニュース・グループや
題名を見て、その記事を読むか読まないかを決めることになります。
「ニュース記事選択モード」では、題名が表示されていますので、
それを見て興味がある記事だけを読むようにすればいいでしょう。
Date:
は、記事が書かれた日付を表わしています。この例では、
日本時間(JST)で、1995年9月(Sep, Septemberの短縮形)26日火曜日(Tue,
Tuesday)に書かれたことがわかります。インターネットでは、このように世
界的に通用する方法で日付を表します。(実際には、記事には、JSTではなく
GMT(Greenwich (Mean) Time, グリニッジ標準時)で記録されています。mnews
が、GMTに9時間を加えて日本時間に変換しています。)
Organization:
には、差出人の所属が来ます。
記事の本体は、普通のテキストです。記事の本体をワープロなどで打ち込む人 もいます。ワープロの文書と違う所は、1行の長さがだいたい30文字〜35 文字になるように、折り返していることです。それは、後で説明する「引用」 という機能を使うときには、行をあらかじめ行が折り返されていた方が便利だ からです。
画面に表示されている部分を読み終えたら、次のページに進みます。このよう に、記事を1ページ1ページ見ていくことから、「ページャーモード」という 名前が付いています。1ページ進めるには、SPACEキーを押します。 1ページ戻りたい時には、b キーを押します。
図1-7の記事は、(先頭から)全体の70%の部分を表示してます。このことは、一
番下の行に「70%
」と表示されていることからわ
かります。
記事の末尾には、図1-8のように、署名
(signature, 片仮名で書くならシグニチャ)が現われることが
多いのです。署名が現われたら、記事の終わりが近いなという雰囲気がありま
す。また、画面の一番下に「(END)
」と表示され
ていることからも、この記事の最後のページであることがわかります。
画面の一番下に「70%
」が出ている状態でSPACEキーを
押すと、次のまだ読んでいない記事を表示します。もし、そのニュース・グルー
プにもう未読の記事がない時には、次のニュース・グループの未読記事を表示
します。
記事の中には、>
や >>
, |
で
始まっている行をたくさん含むものがあります。この部分は、この記事を書い
た人ではなく、別の人が書いた部分です。このように、他の人が書いた記事を、
自分の記事に取り込むことを、引用といいます。ネットワーク・
ニュースの記事は、このように誰かが言ったことを引用し、それに対する返事
を書く、対話をしているかのごとく書かれる事が多いです。実際には、この記
事を書いた人引用されている記事を書いた人は、対話をしているわけではあり
ません。
引用する時には、どの記事から引用したのかを示すための印を含めます。 この印は、世界中で後にも先にもこの記事にしか付いていない印です。 このような印を、メッセージ識別子(メッセージID、Message-ID, Message identifier)といいます。IDというのは、身分証などの意味のIDカードな どのIDと同じ意味です。記事の番号(ニュース記事選択モードで表示されて いる)は、世界中で同じになることは、まずありません。しかし、このメッセー ジ識別子は、1つの記事にごと重複がないように付けられています。
一度読んだ記事を、「ページャ・モード」から「ニュース記事選択モード」に
もどって見ると、次の図のように、記事の行の先頭に「"R"
」が
付いています。これは、これは、この記事をもう読んだということを示すマー
クです。空白になっている記事は、まだ読んでいない記事です。
図1-9のように、ページャ・モードの画面をよく見ると、左側の「番号」の順 番の通りに記事が並んでない所があります。このことについては、 記事が多いニュース・グループを読む で詳しく説明します。
そのグループの記事を最後まで読むと、次の記事を表示する変わりに、次のよ うに聞いています。
ここで、yキー(小文字でも大文字でもよい)を押すと、次の未読の 記事があるニュース・グループに「飛んで」いきます。つまり、 tsukuba.followupというニュース・グループの記事を読むための、「ニュース 記事選択モード」の画面になります。木構造で考えると、あるニュース・グルー プの節から隣のニュース・グループの節に移動します。
nキー(小文字でも大文字でもよい)を押すと、現在読んでいる記 事の属するニュース・グループ(tsukuba.events)の「ニュース記事選択 モード」にもどります。
qキー(小文字でも大文字でもよい)を押すと、前の(この例では、 tsukuba)ニュースカテゴリ/グループ選択モードになります。木構造で考え ると、親の節に移動したことになります。
今までは、カーソルを合わせては、i を打ち、入って(in)きま した。一度 iで入った所は、o(out) を打つと抜けることができま す。一番最初の画面(図1-4)と同じようになるまで、oを何度か打って下さい。 最終的には、2行目が次のように「ニュースカテゴリ:」が空になります。
---------------------------------------------------------------------- ニュースカテゴリ: ----------------------------------------------------------------------
次に、カーソル移動(j,k)と i を使って、
ipe.question.nitini-2
というニュース・グループを読んでください。これは、この講義のためのニュー
ス・グループです。
このように、mnewsが並べ替える記事の数を聞いてきた時には、単にリターン・ キーを押して下さい。そこに現われている数(100)だけ、記事を題名ごと並 べ替えます。次の図は、並べ替えられた記事の例です。
このように、左側の「番号」の順番ではなく、「サブジェクト名」の順番に並 べ替えられていることがわかります。同じ「サブジェクト名」では、ほぼ日付 の順番になっていることがわかります。このように、一連の同じ題名の記事の 流れをスレッド(thread,織り糸)といいます。(厳密には、 日付の順番ではなく、 記事の参照をもとにした因果関係の順序をもとに並替えをします。 )
スレッドの先頭の記事の Subject: には、「Re:
」が付いてい
ません。スレッドの2番目以降の記事には、「Re:
」がついて
います。mnews は、「Re:
」がついている記事を、画面場では
「|
」と表示します。
ネットワーク・ニュースの記事や電子メールでよく見かける
「Re:
」は、英語の手紙によく使われる単語で、
「…に関して」という意味です。もともとは、ラテン語のようです。英和辞典
にも出ていますので、一度引いて見てください。(response とか reply とい
う意味と思っている人も多いようです。)
多くの記事があるニュース・グループの記事を読んでいると、最新のものだけ を見たいことがあります。その時には、> と打ちます。 こうすると、最後の記事に移動することができます。最初の記事に移動するに は、<です。
あるグループの中で記事を検索したい時には、/キーと\キー を使うこともできます。/キーを打つと、検索したい言葉を問い合わ せてきますので、それを打ち込み、最後に を打ちます。すると、上 から下の方向へ検索が行われます。\キーでは、下から上の方向で検 索が行われます。
検索機能は、いろいろなモードで使えます。ただし、検索で見つかるのは、画 面に表示される可能性があるものだけです。たとえばニュース、記事選択モー ドでは、From: や Subject: の一部で検索することができますが、本体の部分 は検索されません。
ここでは、簡単にネットワーク・ニュースを読むために必要な mnews の使い 方をまとめておきます。詳しい使い方については、マニュアルや「?」キーで 表示されるものを見てください。
ここで、mnews のキー操作についてまとめておきます。まず、どこでも使える 大事なキーとして、次のキーがあります。
--------------------------------- キー 動き | --------------------------------- q 抜ける | ? ヘルプの表示 | ---------------------------------困った時には、q を何度か打って、mnews を終了するか、? を打って、使い方 の説明を読むといいでしょう。
「ニュースカテゴリ/グループ選択モード」や「ニュース記事選択モード」で は、次のようなキーが使えます。
---------------------------------------------------------------------- キー 動き | キー 動き ---------------------------------------------------------------------- Q 終了 | SPACE,i 入る(参照) ? ヘルプ | o,q 抜ける(復帰) j,^N, ↓ 次の行へ移動 | k,^P, ↑ 前の行へ移動 ----------------------------------------------------------------------
これらのモードでは、一番下の行に簡単な使い方が表示されています。
このように、記事が表示されている時には、次のようなキーが使えます。残念 ながら、ここでは簡単な説明が表示されません。(これは、more コマンド、 less コマンドとよくにています。)
---------------------------------------------------------------------- キー 動き | キー 動き ---------------------------------------------------------------------- SPACE 1ページ進める | b 1ページ戻す j 1行進める | k 1行戻す q ページャの終了 | ? ヘルプの表示 n 次の未読記事へ | p 前の記事へ ----------------------------------------------------------------------
なお、^Z は、mnews だけでなく、ng(emacs) でも同じように働きま す。ng(emacs) でも、^Z を押してしまったら、fg で元に もどして下さい。---------------------------------------------------------------------- % fg ----------------------------------------------------------------------
突然次のように「題名(subject)を入力して下さい:」と迫られることがあります。
これは、間違ってaキーを打ってしまって、mnewsは、あなたが記 事を投稿しようとしていると思ったのです。記事の投稿を投稿したくない時に は、リターンを打って下さい。もとの「ニュース記事選択モード」に戻りま す。
場合によっては、「Subject」ではなくて、「ニュースグループを入力して下 さい:」と聞いてくるかもしれません。この時も、たんにリターンを打って下 さい。
このように、mnews では、記事を投稿したり電子メールを出す時に必要な事項 を問い合わせてきます。もし、本当にそうしたいならば、その問い合わせに答 えます。もし、本当はそうしたくなくて、単にキーを押し間違えた時には、 mnews からの問い合わせに答える欄に出ている文字を全部消して、 を押します。そこに何も表示されていない時には、単に を打ちます。
mnews を操作していると、なにかのキーを押した拍子に、ng(emacs, エディタ)
の画面に変ってしまうことがあります。
図1-14 予期せぬngの実行
ng (emacs) が次のように尋ねてきたら、nを押してください。
続いて ng(emacs) が次のように尋ねてきたら、yesを押してください。
図1-16 ng (emacs) の緊急終了(2)
図1-17 「編集されていませんでした」という mnews の応答
もし、mnews が次のように聞いてきた時には、ここでは n と答え ておいて下さい。(本当に投稿したい場合には、もちろん y です。)
118-mnews-post-ok-query.gif
図1-18 「記事を投稿してよろしいですか? [Y/N/E(dit)/M(ime)]: 」という mnews の応答
これで、もとに戻ります。
campus
ipe
local
general
日本語日本文化の皆さんが興味を持ちそうなニュース・グループをいくつか紹介します。