ログインとログアウト

■実習で使うコンピュータの構成

実習で使うコンピュータは、まず目の前にあるパソコン(FMV または Macintosh)があります。その他に、見えない所に、Sun (S-7000, icho)という サーバ・コンピュータ(server computer、略してサーバ)があります。授業 では、パソコンをを単独で使って実習を行うこともありますし、LAN(Local Area Network)を通じて、裏にあるサーバ・コンピュータを使うこともありま す。

PC,Mac,Lan,Sun

パソコン(personal computer)は、文字どおり、個人で使われることが想定 されて設計されているので、電源を入れただけですぐに使えるようになります。 これに対して、サーバ・コンピュータ(server computer)というのは、大勢 の人で1台のコンピュータを同時に使うことができるよう設計されています。 筑波大学の教育用計算機システムでは、パソコンとしては、FMV と Macintosh, サーバ・コンピュータとしては、Sun があります。サーバ・コン ピュータには、icho という名前が付けられています。

■ログインとログアウト

サーバ・コンピュータを使うには、サーバ・コンピュータに対して「私は利用 する権限があります」ということを告げるということが必要です。これを「ロ グイン」といいます。逆に、サーバ・コンピュータの利用を一度終了すること を、「ログアウト」といいます。

ログインの時には、次の2つが必要です。

両方とも正しければ、サーバ・コンピュータは、利用権限があると認めます。 そして、普通に使える状態になります。筑波大学教育用計算機システムでは、 ログインが成功すると学生支援メニューが表示されます。

■ログインの方法(telnet)

サーバにログインをするには、次のようにします。 (→手引き(システム解説編)[9])

デスクトップ(電源を入れた時に表示されている画面)にある 「telnet(授業支援)」を開きます(絵をダブルクリックします)。 すると、telnet (Tera Term) というプログラムが実行され、ウィンドウが開 かれます。

login: password:

ユーザ名やパスワードは、「直接入力」で打ちます。そうなっていない時には、 次のようにして切り替えます。

直接入力

Login: に対して、ユーザ名を打ち、最後にリターン(Enter, [←])を打ちます。Password: に対して、パスワードを打 ち、最後にリターン(Enter, [←])を打ちます。「Login incorrect」と表示されます。その時には、Login: に対して、 ユーザ名から打ち直します。

なおユーザ名は、画面に表示されますが、パスワードは、画面には表示されま せん。ユーザ名は、公開された情報です。電子メールを送ったり受け取ったり する時にも、ユーザ名が使われます。パスワードは、秘密にしておきます。パ スワードは、隣に座っている人に見られないように、打ったとしても画面には 表示されないようになっています。

具体的なユーザ名とパスワードについては、次の印刷された資料を見てくださ い。

→手引き(システム解説編)[9]

[リターン(Enter)キーを押してください]」が出たらリター ン・キー([←],Enterキー)を打ちます。

お知らせ」が表示され、画面の最後の行に「 ([次頁:↓ 前頁:↑ 終了:'q'])」と表示されたら、qキーを 打ちます。この時は、リターン・キー([←],Enterキー)を打つ必要はあ りません。

[リターン(Enter)キーを押してください]」が出たらリター ン・キー([←],Enterキー)を打ちます。

■学生支援メニュー

次のようなメニューが現われたら、ログイン操作は、終わりです。

メニュー

これを、学生支援メニュー といいます。

このメニューでは、「=>」に対して、使いたい機能の 数字や英字を打ち、最後に「リターン(Enter, [←])」を打込みます。

■ログアウト

ログアウトするには、学生支援メニューの「q. 終了」 を使います。すなわち、「機能の選択==>」に対 して、「q [←]」と打ちます。

■通信プログラム telnet と X Window

FMV からサーバ・コンピュータを利用するには、次の3つの方法があります。

◆通信プログラム Telnet (Tera Term)を使う。
サーバを使っている時でも、パソコンのかな漢字変換を使うことができます。 たとえば電子メールを打つ時に、パソコンのかな漢字変換を使うことができます。
◆Xウィンドウ・システムを使う(メニュー付き)。
サーバ・コンピュータでプログラムを走らせ、表示だけを手元のパソコンにさ せるという方法が使えます。Telnet と同じような学生支援メニュー が使えます。ただし、いくつかの部分がマウスで操作できるようにより使いや すくなっています。しかし、ソフトウェアに問題があり、今の所パソコンのか な漢字変換を使うことができません。
◆Xウィンドウ・システムを使う(メニューなし、kterm)。
サーバ・コンピュータでプログラムを走らせ、表示だけを手元のパソコンにさ せるという方法が使えます。Telnet と同じような学生支援メニュー は表示されません。すぐにシェルというプログラムが動いている画面になりま す。ここから、mnews や netscape がすぐに実行できます。

■ログインの方法(X Window)

X Window を使って、サーバ・コンピュータにログインするには、次のように します。

  1. デスクトップ」にある「X window」という名前のアイコンをダブルクリックする。
  2. Login: に対して、ユーザ名を打ち、最後にリターン (Enter, [←])を打つ。
  3. Password: に対して、パスワードを打ち、最後にリターン (Enter, [←])を打つ。
以後、telnet からのログインと同じです。

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Last updated: 1997/10/20 00:40:57
Yasushi Shinjo / <yas@is.tsukuba.ac.jp>