共通科目情報処理(上級)、インターネットの仕組み、2003年01月24日 電子・情報工学系 新城 靖 <yas@is.tsukuba.ac.jp>
このページは、次の URL にあります。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/ipe/taiiku-kougi-2002/2003-01-24
あるいは、次のページから手繰っていくこともできます。
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/ipe/
http://www.hlla.is.tsukuba.ac.jp/~yas/index-j.html
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~yshinjo/
インターネット上にある膨大な情報から、必要な情報を見つけ出すためには、 次のような方法がある。
リンク集 とは、他のページへのリンクを集めたWWWページ。 なにかWWWページを探したい時には、すぐに「キーワード検索」を思い浮か べるかもしれないが、実際には、 FAQ FAQやリンク集の方が速いことがある。
ヒット率と選択率
図? ヒット率と選択率
あちらを立てればこちらが立たず。 トレードオフ。3つの論理演算
「keyword1」で検索。
図? キーワードを1つ与えた時 図? キーワードを3つ与えた時(AND) 図? キーワードを3つ与えた時(OR) 図? キーワードを1つ与えた時(NOT)
NOT keyword1 AND keyword2 AND keyword3
図? キーワードを3つ与えた時(AND,NOT)
図? キーワードを1つ与えた時 図? キーワードを2つ与えた時 図? キーワードを3つ与えた時
絞込検索は、実は、AND と同じ。
keyword1 AND keyword2 AND keyword3
図? キーワードを3つ与えた時(AND)
検索対象のデータにキーワードを与える方法
インターネット上の重要な情報源に FAQ がある。 FAQ は、もともとは、 Frequently Asked Questions の略で、「よくある質問」という意味である。 実際には質問だけでなく て答えもいっしょに書かれている。しかも、実用的で非常に品質がよい情報 が集まっていることが多いので、質問したいことがなくても、自分の興味がある 分野の FAQ を探して読むことはよい勉強になる。
FAQ を作る活動は、ネットワーク・ニュースでよく行なわれている。というの も、繰り返しなされる質問をまとめて定期的に投稿することで、記事の質を高 めることができる。インターネットで流通するようなフリー・ソフトウェアで も、マニュアルとは別に FAQ が作られることもよくある。
アクセス制御の対象
z:\www\
個人のホーム・ページの URL は、WWWサーバの設定によって違う。 筑波大学教育用計算機システムでは、次のようになっている。
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~user/index.html
user
は、自分のユーザ名(ログイン名)を指定する。
最後の index.html
は、ホーム・ページを表わすファイル名としてよく利用されるものの1つ。正
確には、これは、ディレクトリ名だけが指定された時に使われるファイルの名
前である。よって、上の URL は、次のような短い URL でもアクセスできる。
http://www.ipe.tsukuba.ac.jp/~user/
WWW でインターネットに公開するには、WWW 公開用のディレクトリを作る必要 がある。 伝統的に次のような名前がよく使われる。
~/public_html
筑波大学教育用計算機システムでは、次の通り。
z:\www\
~/www
~/public_html
以下のファイルの名前とURLの対応関係をまとめる。
---------------------------------------------------------------------- Windows ファイル Unix ファイル名 URL ---------------------------------------------------------------------- z:\www\file1.html ~/www/file1.html http://hostname/~user/file1.html z:\www\index.html ~/www/index.html http://hostname/~user/index.html z:\www\index.html ~/www/index.html http://hostname/~user/ (省略形) z:\www\dir1\file1.html ~/www/dir1/file1.html http://hostname/~user/dir1/file1.html z:\www\dir1\index.html ~/www/dir1/index.html http://hostname/~user/dir1/index.html z:\www\dir1\index.html ~/www/dir1/index.html http://hostname/~user/dir1/ (省略形) ---------------------------------------------------------------------- 筑波大学教育用計算機では、 hostname は、www.ipe.tsukuba.ac.jp と読み替える。
公開用ディレクトリ ~/www
や、それ以下のディレクトリのモードは、
755(rwxr-xr-x
)
(少なくとも711 (rwx--x--x
)) にして、誰からでもアクセス
できるようにする。このディレクトリ以下に作るファイルのモードは、644
(rw-r--r--
)にする。また、このディレクトリの親ディレクト
リ、つまり、ホーム・ディレクトリのモードも、755(少なくとも 711
(rwx--x--x
)) にする。これは、WWWサーバが、これらのファ
イルを読み出すことができるようにするためである。
固有名詞を例に、類似のデータを引出してみなさい。
サーチエンジンによっては、これ以外の他の演算子を提供していることがある。
クライアント(Windows):
z:\
z:\www\
z:\www\index.html
(z:\www\index.htm
)
z:\Mailbox
他の人(Everyone) からは、どのような操作ができるか。
クライアント(Unix/Linux)、または、サーバ (Unix/Solaris)
~/
~/www/
~/www/index.html
(~/www/index.htm
)
~/Mailbox
ffftp で接続すると、どのように見えるか。