2.5 記事を保存する

ネットワーク・ニュースを読んでいると、後で役に立ちそうな記事や、他の文書の中に取り込んで使いたい内容を含んでいる記事にぶつかることがあります。そのような記事は、ファイルに保存しておく必要があります。というのも、ネットワーク・ニュースの記事は永遠に残されているのではなく、ある保存期間が過ぎると消えてしまうからです。保存期間が過ぎた記事を消すことを、英語で expire といいます。

記事保存用ディレクトリ ‾/News

ネットワーク・ニュースの記事をファイルに保存する前には、１度だけ次のような準備をする必要があります。それは、mnews を起動する前に、次のように打って下さい。

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    % mkdir ‾/News
    %
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これで、自分のホーム・ディレクトリ（「‾/」で表わされる）の下に、News という名前のディレクトリが作られました。mnews は、このディレクトリの下に記事を保存していきます。

ニュース記事選択モードで「s」

記事を保存するには、「ニュース記事選択モード」で保存したい記事にカーソルを合わせて s キー(save) を押します。すると、次のように、ファイル名を聞いてくるので、それに答えます。

図2-10　記事の保存（「ニュース記事選択モード」で「s」を打った所）

mnewsは、記事を保存するファイル名として、自動的に、保存するファイルの名前を提示してくれます。ここで提示される標準の名前は、次の通りです。

‾/News/ニュース・グループ名

mnewsが設定た名前でよければ、リターンを打ちます。別の名前で保存したい時には、そのファイル名を打ち込みます。このとき、emacs と同じように、 ^B,^Fなどのカーソル移動のためのキーや、^D,^H といった文字を消すキーが使えます。画面の最下段に、使えるキーの簡単な説明が表示されいます。

既に存在するファイルの末尾への追加

既に存在するファイルの末尾に、記事を追加して保存することもできます。これを、mnews では、「アペンド（append, 追加の意味）」と言っています。

mnews は、記事をファイルへ保存しようとしたとき、指定されたファイルが存在する時には、次のように追加するどうかを尋ねてきます。

図2-11　記事の保存（既存のファイルの末尾へ追加）

ここで、y を打つと、その記事がそのファイルの末尾へ追加されます。nと打つと、記事のファイルへの保存を中止します。また、 oと打つと、今あるファイルの内容が消されて、今保存しようとしている記事だけがそのファイルに残されます。この動作を、mnews では、上書き（overwrite）と言っています。上書きでは、元のファイルの内容が消されてしまうので、注意して下さい。

2.6 著作権について

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1996/06/20 00:03:52

Yasushi SHINJO /<yas@is.tsukuba.ac.jp>